イボと間違われる症状

それ、ホントにイボですか?イボとウオノメ、タコの違い

投稿日:


この記事の所要時間: 657

みなさんはイボとウオノメ、タコの違いをご存知ですか?これらはいずれも皮膚病の俗称ですが、それぞれまったくの別物です。

しかしイボ、ウオノメ、タコは混同されてしまっていることも多く、そのうえ皮膚科医でも診断が難しい場合がありますので、素人が自己診断で治療を行うのは危険といってよいでしょう。

「最近イボのようなものができた」
「タコができてしまって困っている」

そんな方も多いのではないでしょうか。そこで当記事では、イボとウオノメ、タコの違いを詳細にご紹介いたしますので、参考にしていただければ幸いです。

ウィルスや加齢――イボの原因とは?

イボの原因
イボには実に様々な種類があります。ひとくちに「イボ」と言っても、皮膚科医が見れば異なる様々の皮膚病が含まれているケースがあるそうです。

その種類は大別すれば三つです。「ウィルス」「加齢」「悪性腫瘍」ですね。悪性腫瘍でもその外形はイボに似ていますから、専門機関の診察を受けないと、それが悪性の腫瘍だとわからないケースもあります。

何かイボのようなものができたときには、皮膚科を受診することをおすすめいたします。

ウィルス性のイボ――尋常性疣贅

ウィルス性のイボは尋常性疣贅と呼ばれます。文字通りウィルスが原因のイボのことで、多くはぶよぶよとしており、放っておくとどんどん増えていきます。「イボ」というと一般的にはこのウィルス性のイボを指すようです。

それではなぜ、ウィルスによってイボができてしまうのでしょうか?

イボを作るウィルスの総称はヒト乳頭腫ウイルス=HPVです。このHPVには様々な種類があり、尋常性疣贅はもちろん、種によって尖圭コンジローマや子宮癌の原因となります。

普通、人の肌は表皮、真皮、皮下組織の三層の免疫体系によって我々の体を外敵(ウィルスや細菌感染等)から守ってくれているのですが、傷があったりするとそこからウィルスが入り込みます。HPVが小さな傷から皮膚内部へ侵入することによって、イボが発現するのです。

傷も何もない健康な皮膚はウィルス感染はしません。ですからイボは、柔らかく傷つきやすい部分、衣類などの「物」とよく擦れあう部分にできやすいといえます。

何かを握ったり、転んだりした際に傷のできやすい手、皮膚が柔らかく衣擦れしやすい首など、ウィルス性のイボができやすい部分は大体相場が決まっています。

あなたが10代、20代の人で、ぶよぶよとしたイボのようなものができたと思ったら、それはウィルス性のイボ=尋常性疣贅である可能性が高いです。

放っておくと増えていきますし、人にうつしてしまう恐れもありますので、早めにお医者さんに相談されることをおすすめします。

加齢によるイボ――スキンタッグ、老人性疣贅

いわゆる「首イボ」は、このスキンタッグであることが多いです。

スキンタッグは首、ワキ、胸やまぶたなど、皮膚の薄く柔らかい場所にできます。特に首や胸にできやすいイボです。

主な原因は「加齢」といわれていますが、紫外線の影響とターンオーバー(肌の代謝)の乱れが直接の原因でしょう。もう少し詳しく見ていきたいと思います。

首は頭部や顔と同じく、露出されていることの多い部位です。

秋から冬にかけてはマフラーをする方もいらっしゃるかもしれませんが、他のたとえば脚やワキ、背中などと比べれば、外を歩くときに服で隠れていないことが多いでしょう。つまりこれらの部位は紫外線の影響を受けやすいということです。

人の皮膚は、紫外線を浴びると皮膚の一番上の部分――表皮においてメラニン色素がつくられます。

紫外線が真皮以下の組織にまで届かないようブロックするのです。お気づきになられた方も多いでしょうが、これが「日焼け」のメカニズムです。このメラニンはやがて、ターンオーバーによって皮膚の表面に押し上げられて、不要な角質と一緒に排出されます。

しかし加齢や長年紫外線を浴び続けたことに起因して、このターンオーバーがうまくいかなくなってしまうことがあり、すると黒くシミのようになった部分が盛り上がってきたり、角質が厚くなって膨らんできたりするのです。

これが概ね、加齢が原因のイボのメカニズムと考えていただいてよいでしょう。治療法はレーザーや液体窒素、切除など色々とあります。

治療法の詳細はコチラをチェック

悪性腫瘍の可能性も

先述しましたが、イボだと思っていたものが実は悪性腫瘍、ガンだったということもありえます。それが悪性腫瘍であった場合、塗り薬や民間療法では治りません。

皮膚科で手術を受ける必要があります。有棘細胞細胞癌の前駆症である「日光角化症」はイミキモドという塗り薬で病変の50%を除去することが可能ですが、それにしても半々でしかなく、完治ではありません。

悪性腫瘍は老人性疣贅などの黒っぽいイボ(他に茶色、赤色などがある)に似ていますので、素人には区別がつかないでしょう。

イボができたときにはやはり、皮膚科に相談するのがいちばんです。

ウオノメやタコは何故できる?

ウオノメ

ウオノメは同一箇所への刺激が原因

そもそもウオノメ(正式名称:鶏眼)とは何かというと、大人の足の裏や指などにできる皮膚病変です。

たとえば足の裏を見てみてください。踵の皮膚は厚く、硬くなっていますよね。それは体重を支えるため、体を保護するためにそうなっているのですが、それと同じような硬い角質が、楔形になって真皮のほうへ食い込んでいくことがあります。これがいわゆる「ウオノメ」です。

ひとつの箇所に強い刺激が繰り返し加わることによって、その箇所の角質は硬く芯のようになってきます。

それは皮膚の方向に、つまり身体の内側に向けて尖っていて、圧迫や歩行に伴い、周囲の神経を圧迫します。そうすると痛みが生じるのです。わかりやすくいえば、画鋲が刺さるようなかんじでしょうか。

最も一般的な治療方法は、スピール膏を用いた治療です。スピール膏を数日間貼り、そのウオノメを柔らかくしたあと、メスやハサミで切り取ります。

他にも電気焼灼法や冷凍凝固療法を行うこともあります。

タコは痛みを伴わない

ウオノメに対して、タコとは、皮膚の一部が慢性的な刺激を受けることで角質層が硬化する病気のことで、ウオノメとは違い、その箇所が体の外側に盛り上がってきます。

たとえば足の裏の狭い範囲に、皮膚の硬くなった箇所はないでしょうか。他のやわらかい部分と比べて色は白っぽくなっているはずです。その箇所は厚く、硬くなり、痛みを伴わないどころか、むしろ感覚が鈍磨しているのではないかと思います。

多少ツメを立てたりしても全然痛くないのではないでしょうか。それが「タコ」なんですね。

しかしタコも細菌感染を起こすと、痛みを伴うようになります。タコが赤っぽくなったときは要注意です。抗生物質を飲まないと治りませんので、早めに病院に行かれたほうがよいでしょう。

通常のタコの治療方法は、軟膏や該当箇所を柔らかくしたり、ウオノメと同じようにスピール膏を貼り、柔らかくなったその箇所をハサミやメスで切除したりするのが主流です。

また、タコの原因が粉瘤などの皮下腫瘍であるケースもあって、その場合にはタコだけでなく腫瘍の治療も必要となります。

ウオノメとタコの見分け方

ウオノメとタコの見分け方は、痛みを伴うか否かで判断するのが最も簡単ではないかと思いますが、目で見て判別することも可能です。

タコはその箇所全体の色がおおよそ均一であるのに対し、ウオノメは中心部だけが白く芯のようになっています。その芯の部分を押してやると痛みが生じるはずです。

わからない方はウオノメやタコの画像を検索してみてください。

イボとウオノメやタコの違いまとめ


以上、イボ、ウオノメ、タコの三つについてご紹介いたしました。

イボとウオノメ、タコがまったくの別物であることはおわかりいただけたのではないかと思います。

ウオノメとタコは少々似ておりますが、痛みを伴う点や該当箇所の中心部が芯のようになっている点で異なります。

いずれにせよ、皮膚に何か異変が起こったときには、早めに病院に罹ることをおすすめします。

-イボと間違われる症状

Copyright© 首イボの原因や治療【ヨクイニン】なら , 2017 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.